昨年の11月にもアップしましたが、またまた「疥癬病」にかかったキタキツネに出会いました。「ヒゼンダニ」という小さなダニが、皮下に入り込み繁殖することで引き起こされる皮膚病です。写真のキツネは明らかに重症化しています。その特徴として、体や尾の毛が抜け、目の周りの皮膚は硬くなって、ほとんど目が開かなくなっている状態です。やがて餌も捕れなくなり、残念ながら・・・。目が見えないことで、歩く姿はヨロヨロ状態、雪山から何度も落ちそうになっていました。この疥癬病、1頭でもその個体がいると、体を接触させることで感染してしまいます。家族でいる場合などは、その全員に感染してしまいます。一時、キタキツネを見かけなくなった・・・と言われていましたが、原因はこの疥癬のようです。*ビジターセンターバックナンバーの2012年11月にも記事を載せていますので、そちらも是非ご覧下さい。
写真:疥癬病のキタキツネ 4/2
写真:疥癬病のキタキツネ 4/2