赤岳・紅葉情報

赤岳コースのなかでも第1花園下部のウラジロナナカマドが、局所的ではありますが遠目からでもわかるぐらいほんのりと色づいてきました。この周辺は夜間の吹き降ろしの冷たい風の影響を受けやすい為、毎年どこよりも早くから色づく傾向があります。

コース全体ではウラシマツツジやヒメイワタデの葉が色づいている以外、ウラジロナナカマドはどこも色づいてはいませんので、紅葉前線スタートとはまだ言えるような状況ではないかもしれません。

しかし、山は確実に秋の準備を進めており、特に山頂周辺の風は数日前よりも肌寒く感じるようになり、気温も白雲岳避難小屋では最低気温が10度を下回る日も多くなってきました。

8月中旬を過ぎたばかりですが、山は確実に秋の景色へと移行していますので、これから登山を予定されている方は手袋や帽子などの防寒具を用意する事をお勧めします。

*赤岳コースに残る登山道上の雪渓は、第2花園の約20mを残すのみとなってきました。

写真:赤岳第1花園のウラジロナナカマド 8/17