三笠新道

三笠新道と高根ヶ原

 高原温泉沼めぐりコースから高根ケ原に登る三笠新道は、いまのところ通行可能です。
ただし、ヒグマが目撃されしだい閉鎖となりますので、ご了承ください。

 沼コースは、最初の沼「土俵沼」付近から終点の「空沼」までほぼ雪の上を歩くことになります。
上部の式部沼・大学沼・高原沼はまだ雪の下にあり、水面は見えません。

 高根ケ原東斜面からの落石の跡がありました。通行時はご注意願います。
三笠新道はほぼ全線にわたって雪に覆われており、中腹から上部にかけては斜度があり、
雪も硬いので、アイゼンがあると登りやすいです。ピッケルもあるといいでしょう。
下りで利用する場合は、滑落の危険があります。上級者以外は避けた方がいいでしょう。

 高根ケ原はすこしずつ高山植物の開花が進んできています。三笠新道分岐付近のホソバウルップソウも咲き始めました。
ミヤマキンバイやエゾオヤマノエンドウなども咲き揃ってきています。

 白雲小屋下にはまだ広く雪原が広がっています。ルート旗を見落とさぬよう気を付けてください。
テント場は半分くらい雪解けが進んでいます。板垣新道底部は雪原状態です。
端部の雪壁には階段が切ってありますが、視界不良時は転落注意です。

 緑岳第一・第二花畑はまだ全面雪ですが、パトロールの方がルート旗を設置してくれました。
ルート旗をたどって行けば迷うことはないですが、降雨でルート旗が倒れたりすると、
視界不良時には見えなくなることも考えられますので、地形図とコンパスまたはGPSなどを携行するようにしてください。

写真 三笠新道 三笠分岐付近のホソバウルップソウ 6/28
  • 時間にゆとりを持って安全な山行をお願いします。