白雲岳避難小屋テント場閉鎖継続のお知らせ

白雲岳避難小屋のテントサイト閉鎖継続のお知らせ

7/18、19と閉鎖していた白雲岳避難小屋のテントサイトですが、本日7/19もヒグマの親子がテントサイト脇で採餌を続けているため、当面の間テントサイトは閉鎖することになりました。

以下、白雲岳避難小屋からの情報です。

2023.7.19白雲岳避難小屋
<テントサイト閉鎖>
当面の間、テントサイトを閉鎖します。19日も引き続きヒグマがテントサイトすぐそばで植物を食べています。水場から数十mの付近もうろついています。登山道にも非常に近い距離ですが、登山道からは見えにくい場合もあります。管理人が気が付いたときには拡声器等でヒグマの動向をお知らせしますが、避難小屋付近を通行する場合も親子熊に遭遇する可能性が猛烈に高まっています。人を気にしないヒグマであっても、親クマと子熊の間に登山者が入ってしまった場合、親グマの威嚇行動の可能性もあります。そうなる可能性がかなり高まっています。しばらくの間、付近の通行もしないほうが賢明だと思います。ヒグマの行動は読めませんが、植物の状態からしばらくは停滞する可能性があります。
避難小屋の利用規制はありませんが、宿泊申告は多く、テント組からの移動があると非常な混雑が予想されます。
黒岳、忠別、ヒサゴなどの利用、登山計画の変更をお願いします。
テント場再開はヒグマの動向を見て今後を判断します。
多くの人が予定を変更して登山してくれております。申し訳なく思うと同時に大変感謝しております。もし大雪山で事故が起きてしまったときには付近の登山道の閉鎖も考えられます。
ガイドツアーの方はたびたび来られますが、リスクが高まっている場所にお客さんを連れてくることはやめた方が良いと考えています。
どうぞ登山計画の変更をお願いいたします。
白雲岳避難小屋に近い高原温泉沼巡りコースでもヒグマと登山者の遭遇があり、19日はコース閉鎖にしております。昨日も新しい親子熊が確認されており、合計6組の親子熊が付近を生活圏にしています。これだけ多くのヒグマ親子が確認されたのは初めてのことです。例年8月中旬には目撃も減り始め、9月にはほとんど目撃が無くなります。今はヒグマの活動期ということを理解して行動してください。
19日10:20~12:20現在ヒグマ親子がテントサイト脇に停滞中。同時刻、高根ヶ原斜面に別の親子熊3頭、単独熊1頭が目視中。高原温泉沼巡りコース内9:00頃登山者が単独熊と遭遇。