エゾリス

森の中を散策していると、エゾリスに出会いました。頭上から雪が落ちてきたところ、そっと上を見上げると樹上にポツンと座っていました。エゾリスは樹上で活動することが多いですが、まれに地上を疾走している時もあります。冬眠はせず、秋に隠しておいたクルミなどや木の実・冬芽を食べています。エゾシマリスよりも大きく、体重は大きいもので300gもあります。(エゾシマリスは約100g程度です)冬は朝の内だけ活動して、あとは巣で眠っていることが多いようです。

写真:エゾリス 上川町 2/11

霜結晶

昨日はセンター前の温度計で、早朝-20℃と厳しい冷え込みでした。そんな朝は、窓や自動車のフロントガラスなどに霜の結晶ができます。形もさまざまで、針状のものや羽毛状、樹枝状、六角状などなど・・・。ガラス細工で造ったかのような、幻想的な模様が浮かび上がります。

写真:窓にできた霜結晶 上川町 2/11

夕日~ニセイカウシュッペ

2月6日から7日にかけて、大雪一帯に多くの降雪がありました。風も相当強く、吹き溜まり部所も見られましたが、山全体は新雪でさらに真っ白になりました。週末はあまり良いお天気ではないようです。登山を計画されている方は、雪崩に十分注意して下さい。

写真:夕日でピンク色に染まりかけるニセイカウシュッペ 上川町 2/9

光る雪

以前ご紹介した氷の華「フロストフラワー」、水しぶきの造形「飛沫氷柱」の他にも、寒い北海道の氷・雪の造形美はまだまだたくさんあります。写真は新雪の写真ですが、太陽の光が当たると、まるで「宝石」のようにキラキラと輝きます。この光の具合も何とも幻想的です。

写真:雪の結晶に太陽光が当たりキラキラする雪 上川町 2/9

ヤドリギ

ナナカマドの木に寄生したヤドリギの果実です。樹木が葉を落とした冬になると、その球状の樹形が目立つようになります。皆さんも一度はあの「鳥の巣」のようなものを目にしたことがあるのではないでしょうか?半寄生の潅木で、他の樹木の枝の上に生育します。果実は鳥によって散布されます。果肉は粘液を含んでいて、枝などにひっついて定着します。発芽したヤドリギは根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収しながら寄生します。この日は、「キレンジャク」や「ヒヨドリ」がヤドリギの果実を啄ばんで、粘液質の糸を引いた糞を落としていました。

写真:ヤドリギ(宿り木)果実 上川町 2/7