黒岳北東斜面

黒岳情報

 北東斜面もすっかり夏のお花は終花気味で、変わってチシマアザミ、ナガバキタアザミ、
ミヤマサワアザミ、ミヤマアキノキリンソウ等々で占められてきました。

 夏のお花も若干残ってはいますが、そろそろ8月も中盤です。
秋への移行期に入っています。

 全体的にはまだまだ緑葉が多い状況ですが、頂上周辺からポン黒岳では、
ウラシマツツジがほんのりと色を付け始めてきました。

 ウラジロナナカマドは、七合目から九合目周辺でやや色が抜けてきたものも
見受けられますが、頂上以降ではまだ緑葉が主体です。

 気象の影響で、2015年度に七合目周辺(上からではなく下から)から色が付き始めた年もありましたが、
現在ではまだ判断ができない状況です。
(黒岳のみで見ると、昨年と似たような進み具合のようですが、今後の気象で変わる可能性があります)

*赤石川周辺にヒグマの痕跡がありました。鳴り物は必ず持参して下さい。
*北鎮岳分岐下雪渓は消雪していますが、ここ数日の悪天候で分岐からの道迷いが発生しています。
 看板(道標)が老朽化していますが、分岐から黒岳に向かう時点で誤って北鎮岳に登頂した方もいたようですが、
 少なくとも縦走を計画されている方は、地図は必ず持参して下さい。
 また、看板に関係なく誤って御鉢平方面(分岐から黒岳を見て右側)にトラバースして、そのまま下山しようと
 した方もいたようです。ちなみに、ここは下山できません。(崖下です)
 ガスがかかり視界がまったくきかない状況のようでしたが、点在している石に黄色のペンキで道案内をしてありますので、
 慌てずルート確保をしてください。
 雪渓がとけて間もない時期は、登山道が「ぬかるんで」おり、登山者の踏み跡がわかりづらくなります。
 今時期特有の状況ですが、十分注意されて上下山して下さい。

写真:九合目周辺 山頂周辺 8/14