ビジター山だより

残雪は消失

2022-08-17 09:00

気温 18

 雪解けが遅く、年によっては9月まで残ることもある北鎮分岐下の残雪は、東西の二つに分割され、登山道を覆っていた部分は、8月17日現在で、ほとんど解けました。今後は黄色いペンキのマーキングをたどって歩いてください。

写真 北鎮分岐下の残雪 8/17

赤岳第三雪渓

2022-08-15 15:30

気温 21

 雪解けの遅い雪田周辺でタカネトウウチソウやイワギキョウが見頃を迎えています。今が旬のクモイリンドウはコマクサ平から白雲分岐にかけてチラホラと咲いていますが、登山道近くで見れる花数は少ないです。大株で咲いているのを見たければ白雲小屋まで足を運んでください。白雲小屋周辺ではダイセツトリカブトやタカネトウウチソウも見頃を迎えています。

 白雲小屋周辺に出没していた単独のヒグマは、昨日今日と目撃情報がありませんが、まだ近くにいる可能性もありますので、周辺の登山道を利用する際はじゅうぶん気をつけてください。また、白雲小屋では最低気温が4°C近くまで下がっているので、暖かい服装やニット帽などをご用意ください。

開花情報
第一花園:ハイオトギリ・ミヤマアキノキリンソウ・ヨツバシオガマ↓ タカネトウウチソウ◯ コモチミミコウモリ◯ ウメバチソウ↑
第二花園:チシマクモマグサ↑
奥ノ平:ハイオトギリ・ハクサンボウフウ・ヨツバシオガマ・エゾウサギギク・ミヤマリンドウ↓ タカネトウウチソウ◯ ウメバチソウ・ミヤマホツツジ↑ 
第三雪渓:ハクサンボウフウ・アオノツガザクラ・エゾヒメクワガタ・ミヤマリンドウ・ヨツバシオガマ↓ エゾノミヤマアザミ・イワギキョウ◯ ウメバチソウ↑
第四雪渓:ミヤマアキノキリンソウ・エゾウサギギク・ミヤマリンドウ・ハクサンボウフウ・ハイオトギリ・ヨツバシオガマ↓ エゾノミヤマアザミ◯ タカネトウウチソウ↑
赤岳〜白雲分岐:ウスユキトウヒレン↓ クモイリンドウ◯少
白雲小屋周辺:エゾノミヤマアザミ・ナガバキタアザミ↓ クモイリンドウ・タカネトウウチソウ・ダイセツトリカブト◯

写真 奥ノ平 第三雪渓 8/15

ヒナは、そのままで。

2022-08-13 16:20

気温 22

昨日、ルリビタキだと思われるヒナを手に乗せたお客様が当センターにいらっしゃいました。近くを歩いていたら石の上にヒナが留まっていて、近づいても動かないものだから心配になり、手に乗せて当センターに連れて来たそうです。ヒナのことを心配し、助けてあげたいという気持ちはとてもわかるのですが、このような場合は決して手を出さないでください。

野鳥のヒナが親鳥から離れてひとりぼっちでいても、それは“迷子”ではありません。巣立ち間近や巣立ち直後のヒナであることが多く、巣が近くにあったり、親鳥が少し離れたところで見守っていたりします。

巣立ち直後のヒナは、上手く飛べなかったり、歩けなかったりすることが多く、動かずに地面にじっとしている場合があります。親鳥は人の姿が見えなくなると、ヒナのもとへ戻って世話をします。人がそばにいると親鳥はヒナに近づくことができなくなりますので、ヒナを見かけても手を出さずに自然のままでお願いします。

※昨日お客様が連れて来たヒナは、元いた場所へ戻しました。しかし、そのすぐ近くにはシマヘビが!ヒナが無事に成鳥となってくれることを祈るばかりです。

写真:ルリビタキだと思われるヒナ、シマヘビ(層雲峡) 8/12

白雲岳避難小屋周辺

2022-08-11 15:30

気温 23

 緑岳登山道の残雪は消失しました。緑岳稜線と白雲小屋周辺のクモイリンドウを除いて、高山植物の開花はほぼ終わりかけています。

 7月の下旬から白雲小屋周辺に出没しているヒグマは、本日も板垣新道近くの草地で採食している姿を確認できました。沢づたいに白雲岳方面に移動して行ったようです。クマの行動範囲から推測すると、白雲分岐から白雲小屋へ下る登山道や板垣新道を利用する場合は、クマがいないかどうか確認し、クマがいたら、迂回するなどコースの変更を検討してください。
 また、緑岳登山道の第二花畑奥からエイコノ沢ガレ場にかけて、所々にヒグマによると思われるハクサンボウフウの掘り返し痕が、さらに上部のハイマツのトンネルでは、アリを食べたと思われる掘り返しがありました。白雲小屋周辺のものとは別個体が、この辺りで採食行動をしている可能性があります。通過の際は、意識的に音を出すよう心がけてください。

写真 緑岳第二花畑 白雲小屋 8/11

残雪は消失

2022-08-07 14:30

気温 23

 最後まで残っていた第二花園の雪がほぼ解けました。これで赤岳山頂まで雪を踏まずに登れます。
 さらに開花期のラストランナーであるクモイリンドウがコマクサ平でも咲き始めています。咲いている株が登山道から遠いので、気づかずに見過ごすかもしれません。登山道近くの株は咲きかけでしたので、ここ数日で開花するでしょう。
 開花期は最盛期を過ぎ、花数も次第に少なくなっていますが、雪解けの遅い第三雪渓周辺では早咲きの花と遅咲きの花が競演し、多くの種類を見られる場所もありますので、探してみてください。

開花状況
登山口〜第一花園:ヨツバシオガマ・エゾウサギギク↓ ウメバチソウ・ハイオトギリ○ ミヤマアキノキリンソウ・コモチミミコウモリ・ミヤマアカバナ↑ ヤマハハコ始
第一花園:ウコンウツギ終 ハクサンボウフウ・エゾヒメクワガタ・アオノツガザクラ・ヨツバシオガマ↓ タカネトウウチソウ・コモチミミコウモリ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウ↑
第二花園:ハクサンボウフウ・エゾヒメクワガタ・アオノツガザクラ・ヨツバシオガマ・チングルマ↓ エゾコザクラ・ミヤマリンドウ↑
奥ノ平:エゾツツジ終 エゾウサギギク・アオノツガザクラ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウ・エゾヒメクワガタ↓ ウメバチソウ・ミヤマアキノキリンソウ・ハイオトギリ・ハクサンボウフウ・タカネトウウチソウ↑ ミヤマホツツジ始
コマクサ平:エゾノマルバシモツケ終 シラネニンジン・コマクサ・イワブクロ↓ ウスユキトウヒレン↑ クモイリンドウ始
第三雪渓下:ミヤマリンドウ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウ・マルバシモツケ↓ エゾノミヤマアザミ・タカネトウウチソウ・ミヤマアキノキリンソウ・エゾヒメクワガタ・ウメバチソウ・ハイオトギリ↑ ナガバキタアザミ始
第三雪渓:チングルマ・エゾヒメクワガタ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウ・アオノツガザクラ・コエゾツガザクラ・イワヒゲ・ジムカデ↓ イワギキョウ◯ エゾウサギギク・タカネトウウチソウ↑
第三雪渓上:コマクサ・シラネニンジン・チングルマ・エゾヒメクワガタ・ヨツバシオガマ・イワヒゲ・エゾノマルバシモツケ↓ チシマツガザクラ◯ イワギキョウ↑
第四雪渓下:ヨツバシオガマ・タカネトウウチソウ↓ ミヤマアキノキリンソウ・イワギキョウ・エゾノミヤマアザミ・ウメバチソウ↑
第四雪渓:アオノツガザクラ・エゾヒメクワガタ・ハクサンボウフウ・ミヤマキンバイ・ヨツバシオガマ・ミヤマリンドウ↓ エゾウサギギク◯ エゾコザクラ・ミヤマアキノキリンソウ↑
第四雪渓上:ヨツバシオガマ・ミヤマリンドウ・トカチフウロ・エゾヒメクワガタ↓ ハクサンボウフウ◯ エゾノミヤマアザミ・ミヤマアキノキリンソウ・イワギキョウ・タカネトウウチソウ↑
赤岳山頂付近:エゾツツジ終 イワブクロ・チシマツガザクラ・ヒメイワタデ・エゾハハコヨモギ少・サマニヨモギ少・シラネニンジン・コマクサ↓ イワギキョウ・ウスユキトウヒレン・ムカゴトラノオ↑

写真 赤岳第二花園 赤岳第四雪渓 8/7